乳腺炎の自己対処法

それでは自分で治せる簡単な対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずはマッサージです。早めの時期に授乳を開始すれば、マッサージの必要性はないのですが、タイミングが遅れてしまった人にとっては有効な手段といえるでしょう。インターネットや本などでその方法は紹介してありますが、自治体の育児支援室などを訪れてみるのもよいでしょう。料金がかかる場合がありますが、自己流のマッサージでかえって悪化させてしまうのもよくありません。
お金を掛けたくないという人は、経験者の知り合いを探してマッサージ法を伝授してもらうとよいのではないでしょうか。孤立した育児のストレスが原因を招いている場合もありますので、そのように人に聞いたりすることはよい策でしょう。

また、ドイツでは、母乳中の母親が授乳に適したハーブティーを飲んでいるのはご存知でしょうか。そのおかげか、授乳に関するトラブルを発症する人はごくごく稀ということですので、ぜひ真似してみたいと思いませんか。日本人向けに開発された授乳ブレンドのハーブティーが売られています。内容は母乳を良質にするハーブや、血液や乳腺をサラサラにするハーブ、赤ちゃんの免疫力や健康を手助けするハーブなどです。
授乳中の母親が口にするものですので、品質に関しては最大限に配慮されており、化学物質を一切使用せず、完全無添加のオーガニックハーブです。母親同士のランチの際に、お茶として皆で飲んでみるのも楽しそうです。

参照資料—乳腺炎を解消するブレンドハーブティー「授乳・乳腺炎対策ブレンド(Stillzeit)」

乳腺炎の原因と予防

では、乳腺炎とはどのようなことから発症するのでしょうか。原因を探りますと、さまざまな要因があるといわれています。まず、産後の授乳のタイミングが遅れるなどして、赤ちゃんの吸いつきがうまくいかずに、乳頭が亀裂してしまい発症するケースです。適切な時期に授乳を開始するようにして、赤ちゃんにとっては吸いつきがよく、母親にとっては安らぎを感じる授乳時間にしなければなりません。お産をしてはじめの頃に出る初乳というのは、赤ちゃんにとって有益な成分がたっぷり含まれており、ネバネバしています。早くに授乳を開始しないと、このネバネバが乳管に詰まって乳腺が痛くなることがあります。同じように、血液がドロドロしていると、母乳もドロドロになって乳管が詰まりやすくなりますので、水分補給は十分に行うようにしましょう。スープやジュースも水分補給と思いがちですが、白湯がベターです。一日のうちに何度か意識して白湯を摂るようにしましょう。これは身体の毒素排出にも効果があります。食事の面も、インスタント食品や高カロリーのものばかりを摂ることは避けましょう。乳腺炎を何度も繰り返す場合は、生活環境や育児環境を見直してみることをお奨めします。不衛生な場所で授乳をしたり、普段の食事が偏っていたり、母親の疲労やストレスが原因となることがあります。乳房の多少のトラブルは誰にでもあることですので、授乳を続けながら、思い当たる原因をひとつひとつ直していくとよいでしょう。

胸の痛みと乳腺炎

現代はさまざまな病気や症状を抱える女性が増えています。胸のしこりや痛みを訴える女性は多いですが、そんな時、つい乳がんではないかと疑ってしまいませんか。医師の診察も受けずに、ただ一人で不安になっているのはよくありません。乳房に症状の出る病気は、なにも乳がんだけではありませんので、気になる症状があれば、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。本やインターネットから情報を得て、自己診断で終わらせてしまうのもよくありません。生理の前後にPMS(月経前症候群)の症状のひとつとして、乳房に腫れやしこりが出る場合もありますし、赤ちゃんのいる人でしたら、乳腺炎である確率がかなり高いといえるでしょう。その場合は授乳に差し障りがあるため、早めの診断結果を得て、症状の回復に努めなければなりません。乳腺炎とはどのような病気かといいますと、その名前のとおり、乳腺に炎症がおきることです。乳房に腫れや痛みが出たり、赤い発疹や発熱を伴う場合もあります。しこりや痛みが大したことなくても、いつもと違う違和感があるようなら、それは乳腺炎になりかけかもしれません。乳腺炎もなりかけでしたら、授乳を続けながら簡単な対処で治すことができますが、本格的になると、抗生物質など薬物の投与が必要になってきてしまいます。重症になると、乳房を切開手術しなくてはなりませんので、自分の体のためにも赤ちゃんのためにも、いずれにしても早めの受診を心掛けましょう。